お住まいを移されるのを機に窓廻りも一新とお声掛けくださったH様、ベランダに面した掃出しの連窓には「タテ型ブラインド」を検討されていました。
モダンですっきりとした雰囲気のあるタテ型ブラインドですが、風が苦手なことや裾のバラけ、ボトムコードの引っ掛かりなどが使ってみて気になさる方が多いようです。
そこでカーテンのような柔らかな雰囲気を持つ「調光タテ型ブラインド」をご提案しました。
今回はカーテンボックスへの取り付け、たっぷりとしたスラットは出幅を取りますのでカーテンボックスの中には納まりません。
カーテンボックス用スペーサーで取付け位置をふかすことで、カーテンボックスに引っかからずに施工できます。
スペーサーにブラケットを固定しレールを取付けています。
カーテンボックスの深さに合わせてスペーサーを準備しますので、スラットが引っかかることなく操作できます。
裾にウエイトが入っていないため風になびく姿はカーテンのよう、ボトムコードがないためスラットの間からも通り抜けが出来ます。
裾の揺らぎも短時間で落ち着くのでベランダへの出入りや開閉操作の時も静かです。
寝室予定のお部屋は日差しや音を減らせるよう遮光カーテンはリターンを付けて、遮熱レースで日射熱を遮ります。
滑り出し窓はお揃いのシェードを予定していましたが、思いのほかカーテンボックスと窓が近くシェードのタタミ代が窓の開閉に引っかかってしまうためカーテンスタイルにしました。
両開きにしたカーテンは両サイドをリターン縫製にし、カーテンと壁の隙間からの光漏れを防ぎます。
シャッターや雨戸のない寝室にはこんな風に、安心してお休みいただける暗さを確保します。これからはゆっくりお休みいただけますね。